令和5年度石川地区防災訓練

目的:先の東日本大震災を教訓とし、さらに近年増えている豪雨や突風による災害も含め、石川地区の災害時対策を充実させることを目的とする。また石川地区で避難所に指定されている3か所について、日頃より利用する際の訓練を行うことにより、災害時に適切な対応ができるようにする。

 

主催 :石川地区防災対策委員会

日時 :令和6年2月4日(日) 午前10時より

会場 :水戸市立石川中学校 校庭及び体育館

内容 :■避難所体験■煙の中での避難訓練■消火訓練■非常食体験■AEDによる救急救命体験

    ■毛布でガウン■消防車の展示

参加者:石川地区に居住する住民

 

空にどんより雲が広がり気温も低く、外に出るのに躊躇するような天候となりましたが、事前に用意した椅子が足りなくなるぐらい、沢山の方が参加しました。

参加総数160人

 ・水戸市防災機器管理課

 ・水戸市消防局火災予防課

 ・水戸市消防局救急課

 ・水戸市消防団第13分団

 ・水戸市職員石川地区担当


写真:開会式の様子



写真:避難所体験

段ボールの簡易ベッドは耐荷重も200Kgと大きな方でも安心です。その他にもテントや防寒シートなど実際のものに触れて慣れることで、実際の災害時にも慌てず使用することが出来ます。

過去の災害写真展示コーナーでは沢山の方がその時のことを思い出し、これからの災害時に対し意識を高く持たれていました。


写真:煙の中での避難訓練

煙の中で視界が全く見えなくなるということを体験できます。

取材したカメラマンも中の撮影を試みましたが案の定何も見えず断念。そのぐらい何も見えなくなる恐怖をこのように体験することで「いざというとき」に冷静になれます。


写真:消火訓練

難しいようで、経験してみると意外に簡単に操作出来ることを体験することが大切です。標的に対してどの角度でどのぐらいの飛距離でなど分かると、実際の時のも自信を持って行動に移せます。


写真:非常食体験

温かいココアを非常食として提供しました。この日は気温が特に低かった為、ココアなどの温かい飲み物がいかに重要なのかも体感することができました。


写真:AEDによる救急救命体験

毎年、沢山の方が指導員の説明をしっかり聞き、体験しています。一度学んでもいざというときに自信が無かったりするものです。何度も体験することで「いざというとき」学んだことが発揮できます。


写真:毛布でガウン

自宅の毛布で簡単に防寒できるガウンの作り方コーナーでは、たくさんの方がその工程を学んでいました。何よりとても暖かいし、自由に動き回れる点は非常に便利です。


写真:新聞紙でスリッパ

新聞紙で簡単にできるスリッパは防寒にもなり、気軽な使い捨てなので、コロナなどの感染予防対策にも役立ちます。


写真:消防車の展示

実際の消防車に乗車することが出来るので、お子様に大変人気のコーナーでした。

このような体験がきっかけで将来の消防士がうまれることを期待します。


家族連れのお子様にはスタンプラリー方式で、煙の中では視界がほとんど見えないこと、消火器の操作方法、AEDの取り扱い、実際の消防服が重いことなど貴重な体験が出来ました。